マダニを媒介としているウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)は、2009年頃に中国で初めて患者が発生し、2011年、原因ウイルスとしてSFTSウイルスを確認したもので、2013年1月に国内でも初の感染患者が確認されました。

症状として、発熱、嘔吐、食欲低下、下痢などがあり死亡も確認されており、現在のところ、有効的な抗ウイルス薬やワクチンはなく、対症療法が中心となっています。
宮崎市で感染した女性は海外渡航歴がなく、最近山や草むらへも立ち入っていないため、ペットにダニが付いていた可能性もあると、毎日新聞より報告があります。 温暖化により関東でもダニの活動がより活発になる傾向にあるので、春以降暖かくなる時期からは注意が必要となります。都市部でも感染がおこる危険性がありますので、ペットの寄生虫駆除をして、マダニからご自分、家族や地域の方を守りましょう。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html